日本の腎臓移植の変遷

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日本での腎臓移植は主に生体腎臓移植です。生体腎臓移植とは生存している方から腎臓を1つ提供してもらう移植方法です。

日本では他人からの生体腎臓移植は禁止されています。臓器売買のリスクがあるためです。

したがって、日本で生体腎臓移植を実施する時は配偶者や親から腎臓をもらうことがほとんどです。

私も実際に腎臓移植症例を何例かみましたが、配偶者or親がドナーのケースでした。

腎臓移植のざっくりとした手順は以下となります。

  • 1:レシピエントは手術に耐えられるか、術後の管理ができる人なのかを認知機能等についても把握
  • 2:ドナーは臓器を提供できる体であるかをチェックする
  • 3:ドナー臓器とレシピエントの拒絶反応リスクを検査する
  • 4:拒絶反応のリスクに沿った免疫抑制薬を術前からレシピエントに開始
  • 5:臓器移植
  • 6:術後の拒絶反応の管理をする

となります。

次回は各項目に沿った内容を詳細に説明したいと思います。

難しいところもありますがわかりやすく、読みやすい記事になるように工夫できればと思います。

治療の選択肢が増えていることを、社会全体に認知させることができれば幸いです。

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